追加にまつわる敬語は、いくつかあります。
「ご追加」の正しい使い方と、言い替えの表現を見ていきましょう。
「ご追加」とは?
「ご追加」は「追加」に丁寧な「ご」を付けた表現です。
追加してくれた相手、または注文を受ける相手を高める言い回しになっています。
追加は加えるという意味があり、資料に何かの文言を付け加える、あるいは再度オーダーを行うというニュアンスがあります。
「書き足してもらう」あるいは「追加の注文をおこなう」という解釈ができます。
「ご追加」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご追加」は加えて何かをする、あるいは先方に何かを重ねてしてもらう時に用いられています。
オーダーや機能について話している時に使っていきましょう。
一方で「ご追加」という表現は、使い方によっては鬱陶しく感じられる場合も。
例えば「ご追加のご注文」というと「ご」が重なり過ぎてしまい、かえって失礼になります。
周囲の文を見ながら「ご」を取った「追加」にしていくなど、臨機応変に対応していきましょう。
「ご追加」を使った例文
・『アカウントのご追加について、お願い事がございます』
・『ご追加を希望のお客様は、お気軽にお申しつけください』
「ご追加」の類語や言い替え
似ている用語に「追加でお願い事がございます」や「追加でお願いしたいのですが」があります。
すでに何かの作業をお願いしていた方に、加えて別の作業を頼む時の言い方です。
「お願い」を加えているので、角が取れて丸く聞こえます。
さらに複数のお願いを矢継ぎ早にする時は「五月雨式で申し訳ございません」を使えます。
このほか言い替えの表現に「追加のご注文」や「追記」もあります。
「追加のご注文、確かに承りました」や「追加のご注文を、お願いできれば幸いです」と取り入れられます。
追記は追って何かをお伝えする内容をいい、追伸と同じように用いられています。
まとめ
「ご追加」を解説しました。
難しい敬語をひとつずつマスターしていき、言葉のスキルを磨いていきましょう。