適切な表現を知っていると、色々なお客様の対応ができます。
「おこなって参りました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「おこなって参りました」とは?
「おこなう」と「参りました」の2つの表現が含まれています。
「おこなう」は行動すること、継続することを指しています。
「参りました」は「まいりました」と同じく謙譲語の意味合いがあり、自分の行為を下げる意味で使われています。
「おこなって参りました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスの場で目にする「おこなって参りました」。
自分がおこなってきたこと、継続してきたことをお伝えする時に用いられています。
これまで経験してきたこと、積み重ねてきた内容をあらわします。
一方でこれからの抱負に対して「おこなって参りました」は不釣り合いな言い方です。
希望や抱負を述べる際は「心がけてまいります」や「目指してまいります」そして「貢献してまいります」さらに「おこなってまいります」を活用していきましょう。
「おこなって参りました」を使った例文
・『10年ほど、ボランティア活動をおこなって参りました』
・『地域経済の活性化のため、働きかけをおこなって参りました』
「おこなって参りました」の類語や言い替え
似ている表現に「おこなってまいりました」もあります。
「参ります」と「まいります」の使い分けに悩みますが、動詞とセットで用いる場合は平仮名に直すという決まりもあります。
「おこなってまいりました」が正式な言い方なので、こちらも覚えておきましょう。
言い替えの表現に「実施してまいりました」や「続けてまいりました」や「従事してまいりました」があります。
従事は、仕事に携わることを示す熟語です。
「営業畑一筋で、従事してまいりました」と自分の経歴をお伝えする時に使われています。
覚えておきましょう。
まとめ
「おこなって参りました」を解説しました。
それぞれの敬語を正しく学んで、仕事力を高めていきましょう。