この記事では「早合点」について解説をします。
「早合点」とは?意味
よく確かめないでわかったつもりになること、という意味があります。
他人の話を聞いたり、確かめたりもしないで、自分で理解したつもりになっていることをいいます。
「つもり」なので、本当には理解していません。
「早」は速やか、すぐという意味を持つ漢字です。
「合点」には、納得、事情などをわかることという意味があります。
「早合点」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、よく話を聞かなかったり、確かめたりしないで、わかったつもりになっているときに使用をします。
この状態になっているのは、話し手である場合もあれば、別の人の場合もあります。
催し物を行うので、その会場の準備を話し合っている場面で説明をします。
「催し物を行うから会場を用意しなければならない」と、上司からAさんが話を受けました。
候補として2つの会場があがっています。
「B会場よりもC会場がいいと思うのだけれど」と上司は話します。
これを聞いて「C会場の予約をすればよいのだ」と思ってしまいました。
しかし、上司はC会場の予約をして欲しかったのではありません。
C会場には気になることがあったので、本当はそのことを相談したかったのです。
しかし、最後までしっかり話を聞かなったAさんは、自分で勝手にわかったつもりになってしまい、「C会場の予約をすればよいのですね」といいます。
このような状態をいう言葉です。
「早合点」を使った例文
・『早合点してしまい、申し訳ありません』
「早合点」の返答や返信
会話の途中で「早合点」していると気がついたときには、それを指摘するとよいでしょう。
そして、正しいものは何なのかを伝えます。
指摘されると嫌な気持ちになることもあるので、やんわりと伝えるとよいでしょう。
メールの場合も、「早合点」していると思われるときには指摘をしてください。
わかったつもりになっているだけで、本当のことはわかっていません。
お互いの考えに食い違いが生じてしまい、トラブルの原因となる可能性があります。
まとめ
この言葉は、よく話を聞いたりせずに、わかったつもりになっていることを意味します。
話し手がこの状態のときも、別の人がこの状態のときも使うことができる言葉です。