「梅雨寒の候」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「梅雨寒の候」とは? ビジネス用語

この記事では、「梅雨寒の候」について詳しく紹介します。

「梅雨寒の候」とは?

「梅雨寒の候」は手紙などで時候の挨拶に用いられるフレーズの1つで、「梅雨の雨が続いて肌寒い季節になりましたね」という意味になります。

「梅雨寒」は梅雨時に訪れる季節外れの寒さのことで、「つゆざむ」と読みます。


「梅雨寒の候」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「梅雨寒の候」は手紙やハガキ、メールなどで用いられる時候の挨拶なので、会話で使用することはありません。

気を付けたいのは使用するタイミングで、梅雨の肌寒さを感じる時期に使用します。

まだ梅雨に入っていなかったり、梅雨が明けてしまった場合には使用することができません。

梅雨の時期でも気温が高く蒸し暑かったりする場合には、梅雨寒といわれてもピンとこないこともあります。

また、地域によっても梅雨入りの時期には違いがありますし、北海道などではそもそも梅雨がありません。

それに加えて近年は温暖化の影響もあり、梅雨の時期に肌寒さよりも蒸し暑さを感じることも多くなっています。

そのため「梅雨寒の候」を使用できる時期や地域はかなり限定的です。


「梅雨寒の候」を使った例文

・『梅雨寒の候、貴社の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます』
・『梅雨寒の候、皆様お健やかにお過ごしでしょうか』

「梅雨寒の候」の類語や言い替え

「梅雨寒の候」には、「梅雨寒のみぎり」「梅雨寒の折」といった言い替え語があります。

「梅雨寒のみぎり」「梅雨寒の折」も時候の挨拶に用いられる言葉で、「梅雨寒の候」と意味に違いはありません。

「梅雨寒の候」は最もフォーマルな時候の挨拶なので、ビジネス文書等に用いられることが多いです。

「梅雨寒のみぎり」「梅雨寒の折」の方が、「梅雨寒の候」よりも柔らかい印象を受けます。

まとめ

「梅雨寒の候」は、「梅雨の雨が続いて肌寒い季節になりましたね」という意味の時候の挨拶になります。

使える時期や地域は限定的です。

「梅雨寒のみぎり」「梅雨寒の折」といった言い替え語もあります。

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