ここでは「足を向けて寝られません」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「足を向けて寝られません」とは?
「足を向けて寝られません」は、その相手を尊敬していたり、感謝する気持ちから、そのようなことはできないという使い方になります。
この「足を向けて寝られない」という使い方は、そんな失礼な行為はとれない大事な相手だという意味になる慣用句の1つで、「これだけお世話になった人なので、とても足を向けて寝られません」などと使います。
この場合にはお世話になったことに感謝してそのように用いており、その誰かに対して、と使う表現で、悪い意味になる用い方をすることはありません。
「足を向けて寝られません」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「足を向けて寝られません」は、先のように、そのような相手だということを誰かに伝えるために用います。
その本人に直接使うことはなく、それだけその誰かを尊敬している、感謝していると伝えることが目的になります。
憧れの存在を指してこの表現を用いることも多く、同じスポーツをしている有名な選手を挙げ、「○○選手には足を向けて寝られません」のような使い方をしても構いません。
この時には尊敬の意に相当すると考えてよく、やはり自分にとって大事な存在だと意味からになります。
「足を向けて寝られません」を使った例文
・『尊敬する人の1人なので、とても足を向けて寝られません』
・『これまで面倒を見てもらった○○さんだけには足を向けて寝られません』
「足を向けて寝られません」の類語や言い替え
・『頭が上がりません』
こちらも慣用句になり、その相手への感謝から、頭を下げるべき存在だという意味で使われています。
「○○さんには何かとお世話になりっぱなしで、とても頭が上がりません」といったようなよく似た用い方ができ、尊敬から用いるには向いていませんが、何かしらの恩義のある相手を対象にして言い替えに使うことができる表現です。
まとめ
「足を向けて寝られません」は、その相手を尊敬している、または恩義があるといったことから、そういった失礼なことはできないと使う慣用句です。
日本ではその相手に足を向けて寝る行為は大変失礼にあたるとされているため、そこからこのような意味で使われています。