ここでは「一目置く」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「一目置く」とは?
「一目置く」は、誰かを対象にして用いる表現で、その相手に対して敬意を表することになります。
何かの分野、ジャンルなどでその相手と同じ舞台に立っているからこそ使うもので、自分より優れているという意味から用います。
つまり、このように使う対象を優秀だと褒めていることになり、スポーツなどの競技においては尊敬できる相手、それ以外の分野、ジャンルでも目指すべき存在だといったような対象を指して、「彼は私にとって一目置く存在だ」といったように用いられています。
このように、意味の通りにその相手を尊敬する意から使う表現です。
「一目置く」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「一目置く」は、先のように、その相手に敬意を表して用います。
前述の「〜存在」という使い方をすることが多く、「一目置いている」という形でもよく用いられており、「一目置かざるを得ない」といった使い方をすることもあります。
その場合には、認めざるを得ないと言っていることになるため、尊敬とは少し異なる解釈になるものの、これからはそういった存在になるという意味で使っているため、改めてそうだと分かった、そこまで成長してきたといった場合に用いられる使い方になります。
ただし、相手によってはそう表現するのは失礼になることがあるので注意してください。
「一目置く」を使った例文
・『○○さんは前から一目置く存在だと思っていました』
・『ここまでとは思っていなかったので、これからは一目置く存在になったのは間違いない』
「一目置く」の類語や言い替え
・『一目も二目も置く』
この表現は、「一目置く」対象より更に上の存在だという意味で使われています。
そのまま言い替えにすることができ、「彼は一目も二目も置く存在だ」などと用いられてます。
それだけ自分より格上で尊敬に値する相手だと表現したい時にはこちらを使うといいでしょう。
まとめ
「一目置く」は、その相手が尊敬する存在だと思って用いる表現になります。
同じ土俵の相手を対象に使われており、語尾を少し変えて「一目置かざるを得ない」といった形にすると、そのような存在になってきたという意味になりますが、相手によっては失礼な物言いになってしまうので気をつけて使ってください。
