色々な表現を心得ていると、仕事場のエースになれます。
「のですが、あいにく」の正しい使い方を見ていきましょう。
「のですが、あいにく」とは?
話している途中に、言葉に詰まってしまうことがあるかもしれません。
会話文の途中に出てくるのが「のですが、あいにく」です。
この場合の「のですが」は希望や理想をお伝えする言い回しです。
一方で「あいにく」は希望や理想とは正反対のこと、現実を伝える文になっています。
もともと「あいにく」は「生憎」とあらわします。
都合が悪いこと、具合が悪いことを仕方なく相手に伝える時の文言です。
そのため「のですが、あいにく」で「私としては〜したいのですが、都合の悪いことに」という解釈になります。
「のですが、あいにく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
台風や大雪の影響によって、納品できない。
あるいは他の予定が入っていて、先方のスケジュールに合わせられない。
このような心苦しい状況をあらわしているのが「のですが、あいにく」です。
明るい言葉を先に付けることによって、言いにくい状況をぼかす意味合いがあります。
上手に取り入れていきましょう。
「のですが、あいにく」を使った例文
・『今日中にお届けしたいのですが、あいにく天候不良で配達が遅れております』
・『ぜひ出席したいのですが、あいにく別の会合が入っております』
「のですが、あいにく」の類語や言い替え
似ている言い方に「ただ」があります。
「今日中にお届けしたいと思っております。
ただ天候不良のため、配送が遅れております」と使います。
文を分けてお伝えできるので、読みやすい文になります。
言い替えの表現に「お手続きさせていただきたいのですが、残念ながら」や「お客様のご期待にお応えしたいのですが、現在」があります。
お客様目線のひと言を添えると、思いやりのある文になるでしょう。
まとめ
「のですが、あいにく」を解説しました。
気になる表現を適切に学んで、敬語力を引き上げていきましょう。