初めて習うビジネス敬語があると、どのような意味か知りたくなるもの。
「失礼千万」の使い方と類語を見ていきましょう。
「失礼千万」とは?
失礼千万は「しつれいせんばん」と読みます。
この場合の「失礼」とは社会人としての常識のない、失礼な振る舞いをいいます。
礼儀知らず、恩知らずの行動をあらわます。
また「千万」は甚だしさを伝える、強調の意味があります。
そのため「失礼千万」で非常に失礼なこと、思い出すのも悔しくなるくらい常識外れの行動をいいます。
「失礼千万」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
目に余るほどの、失礼な言動を「失礼千万」と呼んでいます。
学生時代のように甘えてしまい、つい素が出てしまうことをいいます。
社会人としての模範から逸脱してしまうこと、レールから外れてしまうことを述べています。
非礼や無礼をお詫びしたい時に、取り入れていくといいでしょう。
また重大な不祥事が起きた時に「失礼千万」を持ち出すと、事の重大性を認識していない、残念なビジネスマンに捉えられます。
相手の気持ちを逆撫でするリスクもあるため、内容を見極めながら使用していきましょう。
「誠に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げる方が伝わることも多いので、誠意を大切にしていきたいです。
「失礼千万」を使った例文
・『弊社スタッフの失礼千万な振る舞い、どうぞお許しください』
・『入社当時は失礼千万でしたが、先輩方のおかげで一人前になりました』
「失礼千万」の類語や言い替え
似ている言い方に「無礼千万」があります。
「ぶれいせんばん」と読み、こちらも良く使われる表現です。
無礼がひどいことを例えていて、失礼な行動に使います。
「先日はうちの部下が無礼千万なおこないをし、誠に申し訳ありませんでした」と用います。
言い替えの表現に「無作法をはたらき」や「礼節をわきまえず」や「私の教育不足で」があります。
まとめ
「失礼千万」を解説しました。
気になる表現を正しく学んで、できる社会人の仲間入りを果たしましょう。