この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「頂戴いたしました」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「頂戴いたしました」とは?
「頂戴いたしました」のフレーズにおける「頂戴」は「もらう」の謙譲語です。
また、次の「いたしました」は、「する」の謙譲語の「いただく」に、丁寧語の「ます」の過去形の「ました」が付けられた表現です。
したがって、「頂戴いたしました」のフレーズは「もらいました」との意味の敬語表現となります。
「頂戴いたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「頂戴いたしました」のフレーズは、目上の方から、何らかの「もの」をもらったことを表現するものです。
ここで「もの」としては、「品物」に対して使われることが多いですが、「言葉や話や挨拶」や「資料など」に対しても、「貴重なお言葉を頂戴いたしました」や、「お願いしておりました資料、確かに頂戴いたしました」等と使われることもあります。
また、このフレーズは、広く使われていますが、「頂戴」と「いたしました」の謙譲語が重ねて使われているので、二重敬語に当たります。
したがって、「頂戴しました」と表現するのが正しいと言えます。
「頂戴いたしました」を使った例文
・『貴重なお品を頂戴いたしました。誠にありがとうございました』
・『専務より貴重なお話しを頂戴いたしました。有意義な会合でした』
・『お願いしておりました参考資料、確かに頂戴いたしました』
「頂戴いたしました」の類語や言い換え
「頂戴」と同じく「もらう」の謙譲語には「いただく」が挙げられます。
したがって、「頂戴いたしました」のフレーズは、「いただきました」と言い換えることができます。
この言い換え表現の「いただきました」は二重敬語には当たりません。
まとめ
「頂戴いたしました」のフレーズは「もらいました」との意味の敬語表現です。
このフレーズは二重敬語に当たるで、「頂戴しました」と言い換えて使うのが正しいと言えます。
