この記事では「各自ご確認ください」について解説をします。
「各自ご確認ください」とは?
それぞれで確かめるように求める言葉です。
「各自」は、それぞれの人という意味です。
話し言葉よりも文章で使われることが多くあります。
「ご確認」は「確認」に「ご」をつけて、その行為をする人を敬っています。
他人の行為を表す言葉に「ご」をつけると、その行為をする人へ尊敬の意を表すことができます。
「ください」は、ある事柄をするように相手に求める意です。
「各自ご確認ください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、それぞれの人が自分で確かめるように求めるときに用います。
たとえば、社内研修のお知らせを社内の掲示板に張り出したとします。
「社内研修を行います。
こういった内容です」といったことを、ひとりひとりに伝えることはしません。
それぞれの人が自分で掲示板を見て、その内容を確認してもらいたいです。
このような、それぞれの人が自分で確認する場面で用います。
「各自」は複数の人を指す言葉なので、この言葉は複数の人に伝えます。
一人に対して確認をするように求めるときは、「各自」は使いません。
その場合は「ご確認ください」とします。
一人に資料の内容を確かめてもらいたいときなどは、「ご確認ください」という表現を使います。
「ください」という表現を使うと、それをするように強く求めることができます。
これを「〜くださると幸いです」とすると、求めていることを行わなくてもよいと受け取られる可能性があります。
「各自ご確認ください」を使った例文
・『○○のお知らせを張り出したので、各自ご確認ください』
「各自ご確認ください」の返答や返信
それぞれで確かめるように求められているので、そのものを確認してください。
他人が何かを教えてくれるのではないので、自分で確かめなければなりません。
確認をしないと不都合が生じる恐れがあります。
たとえば研修のお知らせの場合、確認をしておかないと研修に参加できなくなるかもしれません。
大切な内容かもしれないので、必ずそれを確認しましょう。
まとめ
この言葉は、それぞれで確かめるように求めるものです。
確認をしないと不都合が生じることもあるので、それぞれの人に確かめてもらうようにしましょう。