ここでは「欠点」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「欠点」とは?
「欠点」は、不完全な点や悪いところという意味で用いられます。
「このソフトウェアの欠点は、印刷機能が搭載されていないことだ」のように使った時には、その機能がないことがソフトウェアとして不完全な点だという意味になり、「彼の欠点はすぐに諦めてしまうところだ」などと用いると、すぐに諦めるのがその彼の悪いところだと言っています。
このような使い方になる表現なので、いい意味で用いることはなく、これらの例のように、何かの仕様について、または誰かのといった使い方がよく見られ、口語、文章は問わず用いられています。
「欠点」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「欠点」は、そこがそれだという用い方になりますが、「彼は怒りっぽいのが欠点だが、いいところも色々とある」といったように、そこは悪いところだが、それだけはないといったように、それをカバーできるいいところがあるという使い方もよくされています。
また、学問的な用い方として、合格に達していない点だという意味で使われる場合があり、そちらでは「英語は何とかなったが、数学は欠点だった」のような用い方ができます。
この時にはそのまま「赤点」と言い替えて構いませんが、あまり一般的な使い方ではありません。
「欠点」を使った例文
・『このシステムはとても処理が速いが、文字入力をしにくいのが唯一の欠点だ』
・『あの人の欠点をあげるとすれば、時間にルーズなところだろう』
「欠点」の類語や言い替え
・『短所』
「欠点」と同じように使える表現で、一番それと似た意味になるのがこの「短所」です。
置き換えになることも多く、誰かの「欠点」はほとんどの場合でこの「短所」と言い替えることができます。
「短い」を「長い」として、「長所」とすると逆にいい点という意味になるため、誰かのその両方を一緒にあげるという用い方もよく見聞きします。
まとめ
「欠点」は、何かにおいて不完全な点や、誰かの悪いところといった意味で使われている表現になります。
何かの、または誰かのそこがそれだ、そう思うという用い方になり、後者の使い方になる時には類語であげた「短所」ともよく使われています。