正しい使い方なのか、混乱してしまう敬語があります。
「拝受させていただければ幸いです」の適切な使い方を学んでいきましょう。
「拝受させていただければ幸いです」とは?
この場合の「拝受」とは、拝んで受け取ることを表現しています。
恭しく受け取る「自分の行為をあらわす熟語」で謙譲語としてのニュアンスが含まれています。
また「させていただければ」は「そうしてもらえると、大変助かります」という謙遜した意図があります。
また「幸いです」も「ありがたいです」の丁寧な表現で、控えめに自分の気持ちを伝える言い方になっています。
そのため「拝受させていただければ幸いです」で「受け取ることができれば、大変ありがたいです」と解釈できます。
「拝受させていただければ幸いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
書類や音響機材の受け取り、業務をしていると色々なアイテムの管理をしなければいけないことがあります。
「拝受させていただければ幸いです」は「自分が受け取りたいこと」を丁寧にあらわすフレーズです。
期限や納期が迫っているので、それとなく相手に催促したい時に用いられています。
一方で「拝受」と「させていただく」そして「幸いです」は複数の敬語が重なっていて、読みにくく感じることも。
二重敬語に捉えられてしまうリスクもあるので、分かりやすい他の文も心得ておきましょう。
「拝受させていただければ幸いです」を使った例文
・『週明け月曜までに、拝受させていただければ幸いです』
・『時間指定の宅急便で、拝受させていただければ幸いです』
「拝受させていただければ幸いです」の類語や言い替え
似ている表現に「拝受しました」があります。
無事に受け取れたことを、相手にお伝えする言い方です。
「先ほど書類を拝受しました。
ご手配いただき、ありがとうございました」と使います。
言い替えに「お手数ですが〇日までに、ご送付をお願いいたします」や「〇日までにご送付いただけますでしょうか」があります。
まとめ
「拝受させていただければ幸いです」を解説しました。
あいまいな敬語を正しく学んで、できるビジネスパーソンに近付きましょう。