ここでは「繰り返し申し上げますが」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「繰り返し申し上げますが」とは?
「繰り返し申し上げますが」は、以前に伝えたことのある内容をもう一度伝える必要がある時に使われています。
その以前が少し前のことの場合には、「繰り返し申し上げますが、先日お伝えしました通り〜」といったような使い方になり、それが大事な内容なので、もう一度確認のために伝えますといったニュアンスになります。
この表現を使う文章内で、もう一度同じ内容になるがという用い方をする時は、「繰り返し申し上げますが、○○の件、くれぐれもよろしくお願いいたします」のように用いることが多いです。
「繰り返し申し上げますが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「繰り返し申し上げますが」は、先のように、それ以前に同じ内容を伝えているからこそ用いる表現になります。
丁寧な使い方から口語にはあまり向いておらず、文章で使われることがほとんどだと考えてよく、これを崩すと「繰り返しになりますが」という形になります。
社内で使う分にはこちらでも構わないことも多いですが、他社など対外的な相手に用いる時には向いていないため、元の「繰り返し申し上げますが」とするのが通例です。
丁寧にするなら、「繰り返しになり恐縮ですが」という使い方がいいでしょう。
「繰り返し申し上げますが」を使った例文
・『繰り返し申し上げますが、前にも申し上げましたように、当日は必ず○○をご持参ください』
・『繰り返し申し上げますが、○○については間違いなく行っていただきますようお願い申し上げます』
「繰り返し申し上げますが」の類語や言い替え
・『再度申し上げますが』
このように使っても意味としては一緒で、言い替えに使える表現です。
少し堅い用い方になるため、ビジネスシーンに適していますが、このように使うと事務的な印象が出てしまうため、文脈などによっては「繰り返し〜」の方が合っていることも少なくありません。
まとめ
「繰り返し申し上げますが」は、以前と同じ内容をもう一度伝える時に使います。
それが少し前のことであっても問題なく、それを覚えているかといった念押しになり、同じ文章中で伝えていることを改めてもう一度述べるという使い方をする場合には、それだけ大事な内容だという意味で用いられます。