ここでは「何分初めてのことで」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「何分初めてのことで」とは?
「何分初めてのことで」は、その対象の経験がないという意味で用いられます。
例として、何かの研修の指導役をしてもらいたいと言われた場合に、「何分初めてのことでうまくできるか分かりませんが〜」と使うという具合で、そういったことをするのは初めてだと伝えるために用いる表現になります。
単にそうだと使うだけでなく、先の例のように、そうなのでうまくいくか分からないと続けたり、その役目を背負う、何かを行う前にそうだが構わないかといったように訊ねる時にもよく使われています。
「何分初めてのことで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「何分初めてのことで」は、「なにぶん〜」と発音する表現です。
文章でも用いられていますが、その時には「なにぶん〜」のこの部分を平仮名にする場合が多く見られます。
「何分」としても間違いではないものの、「なんぷん」とも読めてしまうためで、こういった表現ではこちらの方だと分かりやすくするためにそのような用い方をするものです。
意味は1つしかありませんが、それが初めての場合に、最初から予防線を張っておくといった使い方で用いられることもある表現です。
「何分初めてのことで」を使った例文
・『何分初めてのことで、とても緊張しております』
・『何分初めてのことでして、対応に戸惑うこともあるかも知れませんが、全力であたらせていただきます』
「何分初めてのことで」の類語や言い替え
・『何分不慣れで』
この「不慣れ」とすると、それが初めてではないものの、そこまで精通している訳ではないという意味になります。
使い方などは一緒なので、それが初めてのことであれば「何分初めての〜」の方を、そうではないがそこまで得意ではない、ほんの触り程度しか分からないがといった時にはこちらを用いるといいでしょう。
まとめ
「何分初めてのことで」は、それに対する経験がないという意味で使われています。
そのためにうまくいくか分からない、そうだが頑張るつもりだなどと続けて用いられる表現で、最初にこのように使っておくことで、それを一種の免罪符にするといった使い方をされることもあります。