「拝借させていただく」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「拝借させていただく」とは?
「拝借させていただく」とは、ビジネス上で使われる会話やメールなどにおいて「どうにかしてお借りしたい」または「ありがたく使わせていただきたい」などという意味合いで使われている表現です。
数多くの企業や団体などと支え合いながら進めていく必要があるような巨大なプロジェクトや数多くの関係者が係わる取引などを執り行っていく上では、人材や物品などを双方で貸し借りするような場面が散見されますが、目上の人や立場が上位の方などからあるものを借りたい旨について言及することができる言い回しです。
「拝借させていただく」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「拝借させていただく」とは、「つつしんでお借りいたします」ないし「感謝の気持ちを忘れずにお借り申し上げます」などという意味合いで使われている表現です。
他方からものや人などを借りることをへりくだって表現する「拝借」とは、ビジネス上では「貴重なものを借り受けたい」さまや「応援要員としての販売員や作業員などをお借りしたい」様子などを示す言葉として用いられており、拝借したい分かりやすい理由やその時点における事情などについても分かりやすく述べておく必要があります。
「拝借させていただく」を使った例文
・『新しい販売店舗のオープン時期には、御社からご協力いただく応援販売員の方を数名拝借させていただくことはできますでしょうか』
・『御社の新しい商品を取り扱う前には、社内で説明する際に使用するサンプル商品について拝借させていただくことは可能でしょうか』
「拝借させていただく」の類語や言い替え
・『お借りすることはできますでしょうか』
・『一時的に利用させていただくことは可能でございますか』
・『しばらくの間ありがたく使わせていただきたいのですが』
まとめ
「拝借させていただく」とは、ビジネスの場において「後ほどお返しいたしますので、一旦お借りすることはできますでしょうか」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。
