人と関係する時間についての表現には、「関わっていくうちに」があります。
これは敬語に含む場合は、気をつけたい表現です。
その使い方や言い替えなどについて、詳しく見てみましょう。
「関わっていくうちに」とは?
ある人物や事柄と何度も「関係を続けている間に」、の意味を持つ表現です。
関係する間に、何か別の状況に至ったことを表す役割で使われます。
「関わっていくうちに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
顧客や取引先の人、あるいは物事に対して何度も関係を続ける間に、別の状況へと至ることがあります。
それについて「関わっていくうちに」で言い表すことが可能です。
その場合には「彼女と」などのように、誰や何に対しての関わりであるのかをはっきりさせたほうが良いでしょう。
そして関わっていくうちに「真相が見えてきた」など、どんな状況に至ったかの説明をすることも不可欠です。
注意点としては、これは敬語の表現ではないことが上げられます。
目上の人物に対してや公式の場などでは、謙譲語などの相応しい形に言い換えたほうが宜しいでしょう。
「関わっていくうちに」を使った例文
・『彼女と関わっていくうちに、だんだん気心知れる間柄になった気がします』
・『この事件と関わっていくうちに、知られざる真相が見えてきたのです』
「関わっていくうちに」の類語や言い替え
関わらせていただくうちに」は、相手の許可を得る意味の謙譲語「させていただく」を用い、関係を続ける間を表せる丁重な表現です。
関わって行くに連れまして」は、関係を続けると共にの意味になり、それを丁寧に言い表しています。
「関わっていく中で」は、関係を続けていく状況を意味する表現です。
「関わりを持つうちに」は、関係をする間にを表します。
「携わっていくうちに」は、あることに関係したり従事を続けていく間にの意味です。
「接するうちに」は、触れている間にを表します。
「うちに」の部分については「ともに」「ごとに」「間に」などに言い替えも可能です。
また関わっての部分は「関与」「接点を持つ」などを用いることもできるでしょう。
まとめ
人や物事と関係を続けていく間に別の状況に至ったことを説明する時、「関わっていくうちに」を使うことが適切です。
しかし目上に対しては丁寧さが足りていない表現ですので、敬語の表現も考えてみるとよいでしょう。
