大変な思いをされている方を、自分なりに励ましたいことがあります。
「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」の正しい使い方と類似表現を調べていきましょう。
「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」とは?
この場合の「ご心労」とは、精神的なお疲れをあらわします。
悩み事が多くて、ゆっくり眠れないような状況を指します。
また「いかばかりかと」はこのような過酷な状況が、長く続いているさまを示します。
「お察し申し上げます」は相手の状況を思いやるフレーズです。
そのため「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」で「つらいお気持ち、よく分かります」と訳せます。
共感をあらわす、癒しの文といえるでしょう。
「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ご家族が地震の被害に遭われたなど、つらい災難に遭われる方もいらっしゃいます。
お見舞い文をお送りしたい時に使われているのが「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」にあたります。
御見舞と称した、災害見舞いのお品物をお送りする時など、フォーマルな場で用いていきます。
つらいことが起きて肩を落とされている方に「決して1人ではないです」と励ましを届ける意味合いもあるので、適した場で用いていきましょう。
また「お察し申し上げます」はとても丁寧な表現です。
会話文では堅苦しく感じることもあるので、例えば被災地を訪れてボランティア活動をしている時は、敬語の引き算をおこなうことも大切です。
思いの伝わる文に仕上げていきましょう。
「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」を使った例文
・『ご家族のご心労、いかばかりかとお察し申し上げます』
・『思いがけないことが起き、ご心労いかばかりかとお察し申し上げます』
「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」の類語や言い替え
似ている表現に「ご心労はいかばかりかとお察し申し上げます」があります。
中央に「を」を添えているので、読みやすい文になっています。
また言い替えに「ご心痛いかばかりかとお察しいたします」があります。
まとめ
「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」を解説しました。
辛いことがあった方を、励ます言い回しです。
適切な場で用いて、敬語力を磨いていきましょう。