この記事では、「私の所為です」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「私の所為です」とは?
「私の所為です」は、好ましくない結果について、自分がしたことであると認める丁寧な表現です。
「私+の+所為+です」で成り立っている語で、「私」は「自分」、「の」は接続助詞、「所為(せい)」は「前の言葉を受け、それが原因・理由であることを表す語」、「です」は丁寧語、全体で、「自分が原因・理由だ」の敬語表現になります。
「私の所為です」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「私の所為です」は、自分の誤りや失敗、またはそのつもりはないのに自分の言動により、悪い結果になってしまった時に使われます。
自分が悪いと認めることを表しますが、お詫びの言葉ではありません。
謝罪の場で使う場合は、「誠に申し訳ございませんでした」など、お詫びの言葉を補って使いましょう。
「私の所為です」の正しい文章表現
「私の所為です」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『全て私の責任でございます』
「私のせい」がやや口語的ですので、言い換え表現を紹介します。
「全て」は「あることの全部」、「責任」は「失敗や損失による責めを負うこと」、「ございます」は動詞「ある・いる」の丁寧語「ござる」の連用形「ござり」に、丁寧語「ます」が付いた「ござります」の音変化、全体で、「全部私の失敗や損失により責めを負うことである」の敬語表現になります。
「私の所為です」を使った例文
「私の所為です」を使った例文は以下の通りです。
・『今回の商談が失敗したのは、全て私の所為です』
・『プレゼンコンペで勝利を収められなかったのは、スピーチを考えた私の所為です』
・『誤送金されてしまったのは、金額の入力を誤った私の所為です』
「私の所為です」の類語や言い替え
「私の所為です」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『責任は全て私にございます』
・『私に非がございます』
・『私の不徳のいたすところでございます』
まとめ
今回は「私の所為です」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
