失礼のない表現を知っておくと、人間関係も丸く整っていきます。
「お力落としされませんように」の正しい使い方と、類似表現を調べていきましょう。
「お力落としされませんように」とは?
この場合の「お力落とし」とは、気力を失って放心状態になることをいいます。
この場合は「されませんように」と、やんわりと否定する表現が混じっています。
そのため「お力落としされませんように」で「辛いことがあったと思いますが、どうか気を確かに持たれてください」と訳せます。
悲しい出来事があったご遺族の方を、励ますひと言です。
「お力落としされませんように」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
お通夜にうかがってご遺族の方に、お言葉をかける時があります。
このような時によく用いられているのが「お力落としされませんように」という表現です。
「お力落とし」は日常会話では使われないものの、辛いことがあった方を励ます言い方です。
「がんばって」や「負けないで」はストレートな表現にあたるので「お力落としされませんように」などの言葉を用いて、やわらかくお伝えしていきましょう。
またご遺族の方にしつこく迫るのは、お葬式の席ではタブーです。
一方的にまくし立てる話し方は褒められる行為ではないので、ご遺族の方に配慮した振る舞いを心掛けておきましょう。
「お力落としされませんように」を使った例文
・『突然のことでしたが、どうぞお力落としされませんように』
・『お慰めの言葉も見つかりません。お力落としされませんように』
「お力落としされませんように」の類語や言い替え
似ている表現に「お慰めの言葉もございません」があります。
適切な言葉が見つからない、困惑の気持ちをあらわしています。
言い替えに「ご自愛くださいませ」や「ご愁傷さまです」があります。
まとめ
「お力落としされませんように」を解説しました。
励ましのフレーズを学んで、色々な場で役立てていきましょう。