「各自善処してください」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「各自善処してください」とは?
「各自善処してください」とは、ビジネス上で使う会話やメールなどにおいて「できる限り各々で前向きに取り組んでいただければと存じます」あるいは「一人一人が積極的な気持ちをもって応じるようにしていただければありがたく思います」などという意味合いで使われている言い回しです。
「適当な方法で処置をする」さまや「努力をけっして怠らない」様子などを示す「善処」とは、ビジネスにおいては「問題点や欠陥などに対処する」ないし「もっとも効果的なやり方で対応する」などというニュアンスで使用されています。
「各自善処してください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「各自善処してください」とは、「個々人で万事スムーズに運ぶように処置を願います」または「それぞれが持ち場にて強みを生かしながら処理を進めていただきたいと存じます」などという意味合いで使われる表現です。
ビジネス上で生じるさまざまな案件や事案などについて、その場所や時間などにもっとも相応しいやり方で対応してほしい旨について言及することができる文言で、併せて善処するべき事柄や対応案件などについても明記しておく必要があるでしょう。
「各自善処してください」を使った例文
・『現在のところ、会計システムに不具合が生じており使用することができませんので、担当者の皆さまは各自善処してください』
・『弊社の主力商材が欠品しており現況においては入荷を待っている状況でございますので、各自善処してください』
「各自善処してください」の類語や言い替え
・『皆さんの手腕をいかんなく発揮していただきたいと思っております』
・『それぞれが全力を尽くしてことに当たっていただきたいと存じます』
・『各人にてもっとも効果的な方法で対処してください』
まとめ
「各自善処してください」とは、ビジネスの場において「社員それぞれが前向きに処置を講じていただきたいと思います」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて違和感のないように使いこなしましょう。
