ここでは「お休みください」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「お休みください」とは?
「お休みください」は、2つの意味で使われる表現です。
1つ目は「どうぞゆっくりとお休みください」といったような形で、このように使う相手に対して休憩をとってくださいという解釈になる用い方です。
1日丸々休日として休んでくださいと使うこともでき、その場合には「明日はどうぞゆっくりとお休みください」などと使い、直接1日丸々とは表現していませんが、そう伝えているのと同じ意味になります。
そして、もう1つは「来週の○日は用事があるので、その日だけお休みください」といったような用い方で、自分がその日に休みが欲しいと言っている使い方です。
この使い方の場合、「お休みをください」とした方が分かりやすく、そのように使うのが通例ですが、先のような使い方でも同じ意味に捉えることができ、特に若い人がそういった使い方をしている場面が見られます。
「お休みください」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「お休みください」は、基本的にその相手に対して休憩してください、休日をとってくださいといった使い方になります。
後者の場合には、「来週から閑散期に入りますので、2、3日お休みくださいましても結構です」のように、1日だけでなく、何日かそれをしても構わない、そうしてくださいという用い方もでき、是非それを行ってくださいというニュアンスで相手に伝わる表現です。
口語、文章のどちらでも用いることができ、丁寧にそのように伝えることができる表現のため、目上の人や他社の人間などに使っても失礼になることはありません。
尚、この表現が丁寧なため、一緒に文章にして用いる他の文言も下の例文のように比較的丁寧な形にして使ってください。
「お休みください」を使った例文
・『忙しい時間帯が終わりましたので、休憩時間として1時間ほどお休みください』
・『明日はこれといって特に用事がありませんので、どうぞお休みください』
「お休みください」の類語や言い替え
・『ご休憩ください』
この表現は1日丸々ではなく、時間単位で休んでくださいという解釈で使われます。
「ここで少しご休憩ください」のような用い方になり、「お休みください」とは違って自分が休みが欲しいといった使い方をすることはできません。
まとめ
「お休みください」は、その相手に休んで欲しいと伝えるために用いられる表現です。
時間単位であったり、丸々1日や何日かといった使い方をすることもでき、あまり一般的とは言えませんが、例外として自分に休みが欲しいという時にも用いることができます。