この記事では、「ご海容いただければ」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご海容いただければ」とは?
「ご海容いただければ」は、相手に迷惑がかかる可能性があることについて、許しを求める丁寧な表現です。
「ご海容+いただければ」で成り立っている語で、「ご海容」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「海容」は「海のように広い心で相手を受けいれ、ゆるすこと」、「いただければ」は「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形・仮定形「いただけれ」+接続助詞「ば」、「お・ご〜いただく」でひとつの敬語表現、全体で「海のように広い心で許してもらえれば」の敬語表現になります。
「ご海容いただければ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご海容いただければ」は、自分たちの都合、あるいはやむを得ない事情により、相手に迷惑をかけてしまう可能性がある時、相手に失礼なことをしてしまい謝罪する時などに使われます。
「いただければ」の場合、後に「〜とありがたい」「〜と思う」という意の言葉が続くことが多くなります。
きちんと謝罪の言葉を補って使いましょう。
「ご海容いただければ」の正しい文章表現
「ご海容いただければ」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『ご海容賜れれば』
「賜れれ」は「賜り」の可能形・仮定形で「目上の人からもらうこと」の謙譲語、全体の意味を変えず、より丁寧な表現になります。
「ご海容いただければ」を使った例文
「ご海容いただければ」を使った例文は以下の通りです。
・『台風が接近していますため、商品の配送が遅延する可能性がございますが、何卒ご海容いただければ幸いに存じます』
・『12月29日から1月3日までは休業いたしますので、何卒ご海容いただければ幸いです』
「ご海容いただければ」の類語や言い替え
「ご海容いただければ」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご容赦いただければ』
・『ご理解いただければ』
・『お許しいただければ』
まとめ
今回は「ご海容いただければ」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。