「何卒変わらぬご交誼(こうぎ)を賜りますよう」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「何卒変わらぬご交誼を賜りますよう」とは?
「何卒変わらぬご交誼を賜りますよう」とは、ビジネスで使う会話やメールなどにおいて「今後における深い関係性を続けていただけますよう」あるいは「是非とも親密なつながりを続行させていただけますよう」などという意味合いで使われている言い回しです。
「友人や同僚などとしての親しい間柄」を示す「交誼」とは、同音異義語である「厚誼(こうぎ)」と似たような意味をもつ言葉ですが、目上の人を対象として使われる「厚誼」と、対等な関係性の際に用いられる「交誼」では、使われる場面は似ていますが使い方には違いがある文言と言えます。
「何卒変わらぬご交誼を賜りますよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「何卒変わらぬご交誼を賜りますよう」とは、「今後においても引き続き強固な関係性を期待しております」または「この先も共に歩調を合わせて取り組んでいきたいと思っております」などという意味合いで使われている言い回しです。
同じ会社に所属する同僚や後輩などの仲間、もしくは対等な間柄の協力会社における担当者や協力者などに向けて、以降の親しい付き合い方やこれまで以上の協力体制などについて言及することができる表現です。
「何卒変わらぬご交誼を賜りますよう」を使った例文
・『昨年度は大変お世話になりましたが、今後とも何卒変わらぬご交誼を賜りますようお願いします』
・『社内の関係者各位に向けて、何卒変わらぬご交誼を賜りますようお願いいたします』
「何卒変わらぬご交誼を賜りますよう」の類語や言い替え
・『引き続きいろいろとご教示いただけますようお願い申し上げます』
・『今後の変わらぬ関係性についてもお願いしたい次第でございます』
・『これからもご協力いただけますと助かります』
まとめ
「何卒変わらぬご交誼を賜りますよう」とは、ビジネスシーンにおいて「これからも永続的な関係性を維持していきたいと思います」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適切に使いこなしましょう。