正しい言い方なのか、迷ってしまう敬語もあるものです。
「考えるようになりました」の正しい使い方と例文、似ている表現を調べていきましょう。
「考えるようになりました」とは?
この場合の「考える」とは、深々と思うことを述べています。
また「ようになりました」は時の経過とともに、自分の思想が変わったことを示しています。
そのため「考えるようになりました」で「月日が経つうちに、このように思うようになりました」と解釈できます。
自分の心境の変化をあらわす文といえるでしょう。
「考えるようになりました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
心情の変化をあらわす文が「考えるようになりました」にあたります。
色々な体験を積むうちに、ネガティブだった気持ちがポジティブに切り替わった時に使われています。
上司との面談で、仕事との向き合い方について聞かれた時に用いてみてもいいでしょう。
採用面接で自分の気質について尋ねられた時の、答えとしても使いやすいです。
一方で「考えるようになりました」は個人の見解をあらわす言葉です。
建設的な意見を求められている時、あるいは他社の経営に口をはさむ場面では適さない言い方です。
その他のフォーマルな表現も学んでおき、言葉の知識を増やしていきましょう。
「考えるようになりました」を使った例文
・『嫌いだった短所も、いつしか長所と考えるようになりました』
・『苦手だった業務ですが、いつの間にか前向きに考えるようになりました』
「考えるようになりました」の類語や言い替え
似ている言葉に「思うようになりました」があります。
考えるに比べると、感情が際立って見えます。
「考える」の方が論理的にあらわせることが多いので、使い分けしておきましょう。
言い替えに「と考えております」や「時間が経つにつれて〇〇と実感するようになりました」や「弊社といたしましては」が挙げられます。
まとめ
「考えるようになりました」を解説しました。
色々なビジネス敬語を知っていると、言葉の達人になれます。
明るい表現を学んで、敬語力を上げていきましょう。