この記事ではビジネスシーンで使われる「退職を考えております」という言葉に付いて解説します。
「退職を考えております」とは?意味
「退職を考えております」とは仕事を辞めたいという意味の言葉です。
考えていると言っていますが、実際には辞めようかと思っている程度ではなく、特別な理由もなければ辞める心づもりであるという意味で使います。
仕事を辞めるつもりですと表現すると流石に直接的すぎるので、最低限直接的すぎないように表現した言葉が「退職を考えております」です。
「退職を考えております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
退職を切り出す時に使われます。
考えておりますとは言うものの、退職しようかどうか悩んでいる段階では使わず、退職するつもりが固まった時に使われる言葉です。
悩みを相談するつもりで人事担当の人に対して使った場合、引き止められずに悩んでいるまま辞めることになる可能性も少なからずあります。
また「退職を考えております」と切り出す場合、何故辞めたいのかや具体的にいつ辞めるのか、辞めるまでその勤め先でどうするのかも伝える必要があるでしょう。
辞表や退職届を用意してあればそれも出すことになります。
「退職を考えております」を使った例文
・『実家の都合で来月末を目処に退職を考えております』
・『体が保たず退職を考えております』
「退職を考えております」の返答や返信例
まず退職理由を聞いて必要な人材であるなら引き止めることになります。
引き止められなかったり引き止める必要がない場合には退職に関する話を進めることになるでしょう。
何日付けで辞めるのかや仕事の引き継ぎをどうするか、有給の消化などの話をすることになります。
とりあえず引き継ぎはしてもらわなければ残った人が困ることになるので、引き継ぎができる位の期間は最低限引き止めるべきです。
それらのことを話しつつ退職の手続きを進めることになります。
まとめ
何度も言いますが「退職を考えております」は仕事を辞める決意が定まっている時に使う言葉であり、退職を切り出すための言葉です。
本当に考えている程度で絶対に辞めたいというわけではない場合に使うと、話がトントン拍子に進んで辞めざるを得なくなる可能性もあるので注意しましょう。
