適切なシーンで、正しい敬語を使っていくのはとても大切です。
「事実ベースで」の正しい使い方と例文、類似表現を調べていきましょう。
大人の仕事術に活かしてください。
「事実ベースで」とは?
社内の会議でたまに耳にするのが「事実ベースで」という表現です。
この場合の「事実」とは、実際に起こっていることをいいます。
データとして処理できるもの、また来客数や営業実績などの数字をあらわします。
また「ベースで」とは「それを元にして」というニュアンスが含まれています。
そのため「事実ベースで」で「実際の数字をもとに」「データやグラフを指標として」、このような訳し方ができます。
現実離れした考えでない、地に足がついた建設的な議論をあらわしています。
「事実ベースで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
社内の打ち合わせ等で聞こえてくるのが「事実ベースで」です。
少々難しく感じられますが、ベースは土台なので、実際の数値をもとにして論理的な考え方をしていくことを述べています。
実際に浮かび上がってきた数字をもとに、自分なりの意見を発表する時に用いていきましょう。
理想論でない話ができるので、時間を無駄にせず、明るく話し合いの場がもてるでしょう。
一方で「事実ベースで」は人によっては分かりにくい表現です。
伝わる敬語を目指して、その他のフレーズも学んでおきましょう。
「事実ベースで」を使った例文
・『申し訳ありませんが、事実ベースでおっしゃってください』
・『事実ベースでお伝えしますと、下記のような問題点があります』
「事実ベースで」の類語や言い替え
似ている言い方に「ファクトベースで」があります。
ファクトベースとは、実際に起きた事実をもとに構想を練っていくことをいいます。
事実ベースと、考え方や方向性はとても似ています。
言い替えに「論理的に」や「事実に基づいて」があります。
まとめ
「事実ベースで」を解説しました。
正しい使い方や例文を知っていると、後輩の見本になる働き方ができます。
下の人に慕われる、立派な社会人を目指していきましょう。