「大丈夫でございます」とは?
ビジネスでの対話やメールでの使用方法や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「大丈夫でございます」とは?
このフレーズの「大丈夫」という言葉は日常においても多用されている語句です。
しかし、本来の意味とは違った使用方法となってきており、本来の意味で伝わらないことが多く見受けられるため、ビジネスにおいて積極的に使いたい表現ではなくなってきています。
「大丈夫」の本来の意味は、「安心できるさま」「間違いがなく確かなさま」です。
しかし、近年の使い方は、文脈次第で肯定にも否定にも受け取られるため、どちらの意で使用しているのか推測したり、相手に確かめたりする必要があります。
そのため、このような曖昧なできるだけ避けた方がよいでしょう。
「大丈夫でございます」ビジネスでの対話やメールでの使用方法や、使うときの注意点
このフレーズは「大丈夫」の本来の意味を越えて、「肯定」「否定」「配慮」の3つの意味合いで使われています。
肯定で使う場合は、本来の意が伝わります。
しかし、「否定」で使う場合は、否定・拒絶・不要といった意味で使用されています。
さらに、「気にしないで」といった意味合いで「配慮」で使う場合もあります。
いずれの意味なのかは文脈から推測するか、失礼ですが相手に確認するしか正確な伝達は不可能です。
「大丈夫でございます」を使った例文や文章
ここでは、あいまいな表現である「大丈夫」は用いずに、意味合いごとに適切な表現による例文を記載します。
・『来週の会議の日程ですが、2月26日10時からで問題ございません』
・『お気持ちは嬉しいですが、今回は遠慮しておきます』
・『どうか気になさらないでください』
「大丈夫でございます」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
「大丈夫」は口語的なため、客観的な表現である「問題ございません」を用いるのが適切でしょう。
その他、肯定の場合の言い換えとしては、「対応いたします」「承知いたしました」「かしこまりました」などがあります。
また、否定の場合は「できかねます」「お断りいたします」、配慮の場合は「お気になさらないでください」などがあります。
まとめ
このフレーズには、「肯定」「否定」「配慮」の3つの意味合いがあるため、どの意味で使っているかが明確になるように補足の説明を入れるなどして対応してください。
