ここでは「1日がかり」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「1日がかり」とは?
「1日がかり」は、何かに丸1日はかかる、または1日をそのために使ったという場合に用いる表現です。
先の意味では「その仕事は1日がかりになってしまいます」といったような使い方になり、その仕事には丸1日はかかると言っています。
そちらでは「それは1日がかりになるので、今から始めても今日中には終わらないと思います」などと、それだけ掛かるということを強く伝えるために使われることが多く、「1日がかりで終わらせました」のように用いた場合がそのために丸1日使ったといった解釈になる使い方になります。
「1日がかり」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「1日がかり」における丸1日とは、ビジネスシーンでは業務時間中のことだと考えてよく、一般的に朝の9時から夕方の5時くらいまでになります。
その作業などを終わらせるために残業をしたとしても、日付が変わるまでといった意味になることはなく、あくまで普段の活動パターンにおける1日のこととして用いています。
また、この表現を「それを行うとなると、1日がかりになってしまいます」のような使い方をした時には、それに取り掛かると別のことは何もできない、というニュアンスにもなると考えていいでしょう。
「1日がかり」を使った例文
・『それは1日がかりになってしまうので、今日ではなく別の日にしてもらませんでしょうか』
・『1日がかりでやっと終わらせた仕事にミスがあったので、その修正作業を行っています』
「1日がかり」の類語や言い替え
・『半日がかり』
こちらは1日のうち、半分をそれに費やす必要がある、もしくはそのためにそれだけの時間を使ったといった意味で用いられます。
やはり、普段の活動における半日という解釈になり、ビジネスでは午前中の全て、または午後から終業までといった時間のことと使われる場合が多いです。
まとめ
「1日がかり」は、丸1日をそのために使うことになる、またはそれだけの時間を使ってしまったという使い方になる表現です。
「それは1日がかりです」のような用い方はその前者の解釈になり、「1日がかりでした」などとした時には後者の意味で使っています。