「かわきりに」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「かわきりに」とは?
「かわきりに」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「何よりも一番最初に」または「あることをはじめとして」などという意味合いで用いられている表現です。
漢字では「皮切りに」と表記されている言葉で、元々はお灸用語で「まずはじめにすえるお灸が何よりも一番痛く皮膚を切られるように感じられる」さまから使われ始めた文言で、ビジネスにおいては「筆頭(ひっとう)にして」ないし「出発した地点から」などを指す語句として使用されています。
「かわきりに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「かわきりに」とは、「ものごとにおけるすべり出しについては」あるいは「手始めに行うことで」などという意味合いで使われている表現です。
ビジネス上で実施される事業や案件などを進めていく上で、「何よりも一番最初に」もしくは「このことをきっかけとして」などというニュアンスで用いられており、「あることを起点としてその後の流れや動向などがはっきりしてくる」などという意味をもつ言い回しとして使われています。
「かわきりに」を使った例文
・『弊社の事業計画がようやくスタートしたのをかわきりに、各協力会社の動きも非常に活発になってまいりました』
・『新年度を迎えたのをかわきりに、続々と各社が取り扱う新しい商品やサービスなどがマーケットに展開し始めております』
「かわきりに」の類語や言い替え
・『あることをきっかけとして』
・『この場所を起点とすることで』
・『まずはじめの一手(いって)として』
まとめ
「かわきりに」とは、ビジネスメールや敬語での会話シーンなどにおいて「ものごとが動き出すと同時に」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてそつなく使いこなしましょう。