この記事では「にすぎない」について解説をします。
「にすぎない」とは?意味
「ただ〜だけのこと」という意味です。
「すぎない」の「すぎ」は「過ぎる」のことです。
「過ぎる」には、時間が経過をする、ある場所を通過する、水準を超えるなどの意味がありますが、「〜にすぎない」の形で使ったときには、「ただ〜であるだけのことだ」、「〜でしかない」という意味になります。
「にすぎない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、それ以上のものでないことを表すときに用います。
この意味では「ない」と打消しの語をともないます。
また、丁寧な表現ではないので、「〜すぎません」といった形にするとよいでしょう。
たとえば、「シェアの5%にすぎない」という使い方をします。
自社のある商品は、自社の他の商品に比べて売り上げがそれなりによいです。
しかし、業界全体から見ると、その商品はシェアの5%ほどしか占めていません。
自社の商品の中だけで見ればそれなりに売り上げがよくても、業界全体からみるとわずかでしかないのです。
それを「〜にすぎない」で表現します。
それ以上ではない、とたいしたことではないさまを表す言葉なので、程度がはなはだしい事柄には使いません。
業界全体で見て、シェアの80%くらいを占めていたなら、これは非常に割合が多いといえるでしょう。
これを「にすぎない」で表現すると違和感があります。
「にすぎない」を使った例文
・『きっかけにすぎない』
「にすぎない」の返答や返信
「これは通過点にすぎないのです。まだまだ努力が必要です」と伝えているとします。
そのときは、応援の言葉をかけるとよいでしょう。
努力をしようとしている人に対して、その気持ちを高めるような言葉をかければ、前向きに物事に取り組むはずです。
「一部にすぎない」という場合は、他にどういった事柄があるのか尋ねてみるとよいでしょう。
他の事柄を把握しておいた方がよいときもあります。
まとめ
この言葉は、それ以上のものではないという意味で用いるものです。
たいしたものではないとき、ただ〜だけであるときに、こういった表現がされます。