「極まりない」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「極まりない」とは?
「極まりない」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「あることが甚(はなは)だしい」さまや「程度が極端すぎる」様子などを示す文言として使われています。
「ものごとがぎりぎりの状態まで達する」さまや「最後の最後まで到達する」様子などを示す「極まる」という語と打消しの意を表す「ない」を組み合わせた語句であるため、上記のフレーズは「上限がない」さまや「限度を超えている」様子などを示す言葉として使用されており、「これ以上ないほどに満ちている」などというニュアンスで使用されています。
「極まりない」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「極まりない」とは、「まったく際限が感じられない」さまや「この上なく極端である」様子などを示す文言です。
基本的にはネガティブな語句を頭に付けて、「不快極まりない」や「残念極まりない」などという使い方をする表現で、ビジネスにおいても計画どおりにことが運ばない場合には「無念極まりない」、また作法やルールなどを度外視していると思われた場合などには「無礼極まりない」などという語句が用いられています。
「極まりない」を使った例文
・『何度注意をしても時間どおりに出勤してこない彼は、愚か極まりないと言わざるを得ません』
・『危険極まりない重要な任務を果たすことができるのは、成熟したベテラン社員か実力のある中堅スタッフに適正があると言えます』
「極まりない」の類語や言い替え
・『限度いっぱいをさらに超えている』
・『終わりがまったく見えない』
・『これ以上ない強い思いに包まれる』
まとめ
「極まりない」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「果てしない」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをきちんと理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。
