使い道の分からない表現があると、困るものです。
「言わずもがな」の正しい使い方と似ている言葉、言い替えについてチェックしていきましょう。
「言わずもがな」とは?
この場合の「言わずもがな」とは言わなくても良いことを示しています。
わざわざ言うほどのことでもない、このようなニュアンスが含まれています。
そのため「言わずもがな」で分かり切っていること、当然であること、言わなくていいことと訳せます。
価値がないこと、取るに足らないことという解釈もできるので、心得ておきましょう。
「言わずもがな」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
色々な解釈ができるのが「言わずもがな」という表現にあたります。
長々と説明するまでもないこと、あるいはその会社にとって必要なスキルであること、このような主旨を伝えたい時に用いられています。
一方で「言わずもがな」は「当然のことなので、これ以上言うのは差し控えますが」という冷たい意味合いもあります。
昔から使用されているので落ちついた日本語ですが、相手によっては失礼に感じることもあるかもしれません。
その他の言い方も学んでおき、相手に誤解されない表現も学んでおきましょう。
「言わずもがな」を使った例文
・『こちらの物件は駅から遠いため、言わずもがな保留にさせていただきます』
・『外資系企業のため言わずもがな、英語のスキルは必須となります』
「言わずもがな」の類語や言い替え
似ている言い方に「言うまでもなく」があります。
「言わずもがな」に比べると、現代風の言葉に聞こえます。
わざわざ引き合いに出すほどのことでもないですが、このように解釈できます。
言い替えに「言うまでもありませんが」や「おこがましいお話ですが」があります。
おこがましいは、身の程知らずという意味があるので覚えておきましょう。
まとめ
「言わずもがな」を解説しました。
難易度の高い敬語をひとつずつマスターしておくと、語彙力に自信が持てるようになります。
言葉の可能性を信じて、学びを深めていきましょう。