ビジネス用語の「身が引き締まる思いです」は日常会話ではほとんど使われないもののビジネス関係では広く使われている表現です。
あまりなじみがない言葉ですが「身が引き締まる思いです」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「身が引き締まる思いです」とは?
「身が引き締まる思いです」とは、「緊張感が出て真剣になる」という意味で使われているビジネス表現です。
「身が引き締まる」は緊張で体が固くなる様子を表します。
緊張は悪い意味にとらえられがちですが必ずしも悪いとは限りません。
物事に臨むにあたって多少の緊張感があると慎重になったり気合が入ったりなど良い効果も期待できます。
「身が引き締まる思いです」はそのような良い意味での緊張感を表す言い方です。
実際に体が固くなっているかどうかは重要ではなく、そのような感じになるほどの精神状態であることを強調しています。
一般的には大きな役割を任されたり責任ある立場に出世したりなど、いい意味で緊張感が発生する時に使われます。
「身が引き締まる思いです」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「身が引き締まる思いです」は比喩的な表現なので実際にそうであるかどうかはあまり重要ではありません。
目の前の事実や起きた出来事に対して緊張し光栄に感じる気持ちを抱いているとアピールすることが目的の表現です。
ビジネスでは定型文として使われている表現なので、額面通り受け取るのではなくそのような表現を使うくらいの心持ちなのだと理解するのが正しい受け止め方です。
「身が引き締まる思いです」を使った例文
・『責任者を任されて身が引き締まる思いです』
・『これまでの業績を評価していただき嬉しいと同時に身が引き締まる思いです』
・『新しくなった社屋を目にし、改めて身が引き締まる思いです』
「身が引き締まる思いです」の類語や言いかえ
前向きな気持ちを強調するなら「決意を新たにする次第です」という言い方があります。
緊張感や重責を強調するなら「責任の重さをヒシヒシと感じております」という表現を使うとうまく伝わります。
まとめ
「身が引き締まる思いです」はビジネスでよく使われる定番のフレーズです。
大事な場面のスピーチでよく使う言葉なので覚えておきましょう。