この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お名前をうかがっても」について、その意味や使い方や言い換え表現などを徹底解説します。
「お名前をうかがっても」とは?
「お名前をうかがっても」のフレーズにおける「お名前」は、「氏名」を意味する「名前」に、相手の方に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉です。
次の、「うかがっても」は、漢字表記では「伺っても」で、「聞く」の謙譲語である「伺う」に、仮定を表す「ても」が付けられた表現です。
したがって「お名前をうかがっても」のフレーズは「氏名を聞いても」といった意味の敬語表現となります。
「お名前をうかがっても」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お名前をうかがっても」のフレーズの後ろには、「よろしいでしょうか」等が続けられ、「氏名を聞きたい」と丁重にお願いする表現として使われます。
氏名は個人情報に当たるため、不用意に尋ねることは避けるべきですし、どうしても必要で尋ねる場合にも、このフレーズを使った先の例文の様な丁寧な敬語表現を使って聞くのが常識と言えます。
この「お名前をうかがっても」フレーズは、ホームページを見て問い合わせを受けた際等に、問い合わせに対応するために相手の方の氏名の把握が必要な場合によく使われます。
また、このフレーズはこうしたシチュエーションの様に、直接面と向かってや、電話等で使われる表現で、メール等の書き言葉として使われることはありません。
「お名前をうかがっても」を使った例文
・『大変失礼ですが、お名前をうかがってもよろしいでしょうか』
・『失礼とは存じますが、お名前をうかがってもよろしいでしょうか』
「お名前をうかがっても」の類語や言い換え
「お名前をうかがっても」のフレーズは、「お名前をお伺いしても」や「お名前をお聞きしても」や「ご氏名を頂戴しても」と言い換えることができます。
まとめ
「お名前をうかがっても」のフレーズは「氏名を聞いても」といった意味の丁寧な敬語表現です。
