正しい敬語なのか、間違っている言い方か、確かめたくなる日本語もあるものです。
「かくいう私は」のふさわしい使い方と例文、似ている敬語を調べていきましょう。
「かくいう私は」とは?
この場合の「かくいう」とは、「このように伝えている」や「このように言っている」というニュアンスがあります。
また「私は」はスピーチや発言している本人、自分を指しています。
そのため「かくいう私は」で「このように伝えている私も」と訳せます。
その前に話していたエピソードと、同じような経験をした時に用いられています。
「かくいう私は」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
もっともらしいこと、一般論を述べた後に「そういう私も」と自身のエピソードを用いる時に使われているのが「かくいう私は」です。
「かくいう」は現代ではあまり用いられない言い方で、古語の要素を含んでいます。
「偉そうにお伝えしている私ですが、実は」とこぼれ話をする時に使いやすいので、心を惹きつけるスピーチをしたい時に取り入れてみましょう。
一方で「かくいう私は」は「かくいう私も」と用いるのが一般的です。
小さな点に配慮を加えながら、あかるい敬語を完成させていきましょう。
「かくいう私は」を使った例文
・『かくいう私は、数年ほど前に同じような体験をしました』
・『かくいう私は、新人時代は悪戦苦闘したものです』
「かくいう私は」の類語や言い替え
似ている言葉に「かくいう私も」があります。
前述したとおり、ポピュラーに使われている言い方です。
「そういう私は」と述べるより「そういう私も」という方が、ナチュラルに聞こえるので頭に入れておきましょう。
言い替えに「実は私も数年前に」や「私も同様のことがありまして」があります。
まとめ
「かくいう私は」について解説しました。
不思議に感じる敬語があれば、すぐに調べておきたいもの。
疑問をその場で解消して、社会人のスキルを上昇させていきましょう。