この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「諸事情をご賢察のうえ」について、その意味や使い方や、言い換え表現などを徹底解説します。
「諸事情をご賢察のうえ」とは?
「諸事情をご賢察のうえ」のフレーズにおける「諸事情」の読みは「しょじじょう」で、「もろもろの都合や理由」といった意味の言葉です。
次の「ご賢察」の読みは「ごけんさつ」で、相手の方が「推察する」ことを敬う言葉である「けんさつ」に、敬意を示す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
そして、最後の「うえ」は、漢字表記では「上」で、ここでは「〜した後で、〜した結果」といった意味で使われています。
したがって、「諸事情をご賢察のうえ」のフレーズは、「もろもろの都合や理由を推察してもらって」といった意味の敬語表現となります。
「諸事情をご賢察のうえ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「諸事情をご賢察のうえ」は、例えば何かの予定を中止したり変更したりする際に、それを伝える言葉の前置きとしてよく使われる表現です。
予定を中止したり、変更した色々な都合や理由を、推察してほしいとお願いする表現です。
また、「諸事情をご賢察のうえ」の「うえ」は「〜した結果」との意味を持つので、このフレーズの後ろには結果として何らかのことを理解してほしい、了解してほしいといった意味の言葉が続けられます。
例えば、「本日のイベントは一部告知内容と変更になっております。
諸事情をご賢察のうえ、ご了解いただきたく存じます」等と使われるのです。
「諸事情をご賢察のうえ」を使った例文
・『諸事情をご賢察のうえ、ご了解いただければ幸いです』
・『諸事情をご賢察のうえ、ご容赦ください』
「諸事情をご賢察のうえ」の類語や言い換え
「ご賢察」の類語としては「ご高察」や「お察し」が挙げられます。
したがって「諸事情をご賢察のうえ」のフレーズは、「諸事情をご高察のうえ」や「諸事情をお察しのうえ」と言い換えることができます。
まとめ
「諸事情をご賢察のうえ」のフレーズは、「もろもろの都合や理由を推察してもらって」といった意味の敬語表現です。
何かの予定を中止したり変更したりする際に、それを伝える言葉の前置きとしてよく使われるフレーズです。