この記事では「足元が悪いなか」について解説をします。
「足元が悪いなか」とは?
床や地面の状態が良好でないところ、という意味です。
「足元」は、足が地に着くところや、その周辺をいいます。
「悪い」は状態が良好・正常でないという意味です。
「なか」は漢字で書くと「中」で、ある状態が続いているときという意味があります。
「足元が悪いなか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、雨が降っているなどして、地面の状態がよくないところ、聞き手がある場所にやって来てくれたときに用います。
わざわざ来てくれているので、そのことに対してお礼を述べます。
雨が降っていると、水たまりができたり、地面がぬかるんだりして、歩きにくいし足元が汚れます。
そういった状態の中、外出をするのは苦労が伴います。
それでも、聞き手はある場所に来てくれています。
それに対してのお礼を述べると、感謝の意が伝わるだけでなく、気遣いも感じられます。
晴れの日には使われない言葉です。
晴れていれば、地面の状態は悪くはないでしょう。
コンクリートにひび割れがある、石がごろごろしている、晴れていても常に地面がぬかるんでいる、といった場所に来てもらうことはほぼないはずです。
足元の状態が悪いから気をつけるようにと注意を促すときは、「足元にご注意ください」などの表現をします。
また、「足元」は「お足元」とすると敬意を示す表現になります。
「足元が悪いなか」を使った例文
・『足元が悪いなかお越しくださり、ありがとうございます』
「足元が悪いなか」の返答や返信
ある場所に着いたならば、まずはあいさつをしましょう。
その後には、雑談をしたり、その場所に来た目的を果たしたりなどします。
この言葉に対しては、相手に負担をかけない返答をすることが望ましいです。
「足元の状態が悪くて本当に大変だった」というようでは、悪いことをしたという気になってしまうでしょう。
「大丈夫でした」といった返答ならば、相手の気持ちに負担をかける心配が少ないです。
まとめ
この言葉は、雨が降っていて外出をするのが大変であるようなときに、人が来てくれたときに用いるものです。
気遣いを感じられる言葉です。