使い方の微妙なフレーズがあると、会社生活に水を差してしまうものです。
「お健やか」の正しい使い方と例文、その他の敬語について調べていきましょう。
「お健やか」とは?
この場合の「お健やか」とは健やかで、元気な様子をあらわしています。
大病にかからずに、笑って生活している様子をあらわした言葉です。
そのため「お健やか」で「お元気で」や「達者で」という意味合いがあります。
相手の幸せを祈る時に用いられています。
「お健やか」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
あいさつ文の始まりで用いるのが「お健やか」という表現です。
「きっとお元気でお過ごしだと拝察します」と言いたい時に、ビジネスメールや手紙の書き出しに使われています。
新しい年の始まりの挨拶など、お正月のご挨拶文でも使えるので覚えておきましょう。
一方で「お健やか」はご病気の方には、好ましくない表現にあたります。
また身内の方を亡くされたなど、喪中の方にも控えておきたいもの。
相手を選ぶ表現でもあるので、慎重に用いていくと良いでしょう。
「お健やか」を使った例文
・『お健やかに新年をお迎えのことと存じます』
・『お健やかにお過ごしのことと存じます』
「お健やか」の類語や言い替え
似ている言葉に「ご無事で」があります。
「ご無事で何よりです」と用います。
地震が発生して不安でいたところ、取引先の方が無事だとわかった場合に使います。
安堵のシーンで使いますが、平時ではあまり使わない言い方なので注意しておきましょう。
言い替えに「謹んで」や「厚く御礼」あるいは「大変お世話になり」そして「お元気で」があります。
「謹んで」や「厚く御礼」は様々な方に使える、万能な言い方です。
無難なフレーズも学んで、失礼のない文に活かしてください。
まとめ
「お健やか」を解説しました。
いろいろなビジネス敬語を習得していると、前向きな気持ちでオフィスに向かえます。
正確な敬語をマスターして、出世街道を上っていきましょう。