「お陰と心得」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「お陰と心得」とは?
「お陰と心得」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「(御社の)お支えによるものであると実感しておりまして」あるいは「(貴社からの)ご協力のおかげであると存じており」などという意味合いで使われている表現です。
現在の経営状態や仕事の状況などについては、業務協力者や事業担当者などからの尽力や後押しなどがあってこそのものである旨に言及したい場合などに使用されています。
「お陰と心得」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「お陰と心得」とは、「ここまでたどり着くには御社からの多大なご協力があってこそだと存じております」または「今の恵まれた状況は周りの方々からのご支援や補佐などによって守られております」などという意味合いで使われている文言です。
「神仏からの恵み」や「ご加護(かご)」などを示す「お陰」という語は、ビジネスにおいては「ある行為などが原因となって生じた結果」などを指して用いられており、上記のフレーズは「他所から手を貸してもらえた結果」などというニュアンスで使われている言い回しです。
「お陰と心得」を使った例文
・『この度無事に完了いたしましたプロジェクトが成功に終わったことにつきましては、御社の多大なるご尽力とご協力のお陰と心得ておりますので、取り急ぎ深くお礼を申し上げます』
・『輸出業界の好調ぶりが続いているのは、長引く円安のお陰と心得ておりますので、けっして安心しないようにしてまいる所存でございます』
「お陰と心得」の類語や言い替え
・『自社のみでここまでこれたとは思っておりませんので』
・『後ろ盾となっていただきましたことで』
・『常に寄り添っていただきましたので』
まとめ
「お陰と心得」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「御社から親切にご指導いただきましたので」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどをしっかりと理解した上で、その時の場面や状況などに応じて上手に使いこなしましょう。