「ご失念かもしれませんが」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「ご失念かもしれませんが」とは?
「ご失念かもしれませんが」とは、ビジネストークや敬語での会話などにおいて「お忘れかとは存じますが」もしくは「覚えているどうか分かりませんが」などという意味合いで使われている言い回しです。
「度忘れしている」さまを示す「失念」という語は、ビジネスにおいては「記憶が定かではない」様子などを表しており、上記のフレーズは「もしかしたらすでに忘却してしまっている可能性もございますが」などというニュアンスで使用されています。
「ご失念かもしれませんが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご失念かもしれませんが」とは、「以前取り決めたような思い出がございますが」あるいは「記憶が飛んでしまっている可能性も否めませんが」などという意味合いで使われている文言です。
ビジネス関係者や事業管理者などへ向けて、以前お互いで決めた話に改めて言及したい場合や、相手が覚えていなさそうな約束ごとなどについて触れたい場合などに使われている表現で、併せて忘れているかもしれない内容についても後述しておかなければなりません。
「ご失念かもしれませんが」を使った例文
・『ご失念かもしれませんが、昨年一度打ち合わせの席で同席させていただきました営業部員を改めてご紹介申し上げます』
・『ご失念かもしれませんが、来月弊社の販売店舗における大規模な改装作業がございますことを、以下のとおり改めてお知らせいたします』
「ご失念かもしれませんが」の類語や言い替え
・『忘失している可能性も否めませんが』
・『うっかりしている場合もございますので』
・『記憶が定かではない場合もありますので』
まとめ
「ご失念かもしれませんが」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「すっかり記憶から消えてしまっているかもしれませんので」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じてうまく使いこなしましょう。