「押印(おういん)をお願い」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「押印をお願い」とは?
「押印をお願い」とは、ビジネスメールや敬語での会話などにおいて「社印をご捺印いただくことはできますでしょうか」または「印判を頂戴することは可能でしょうか」などという意味合いで使われている表現です。
元々は異なる企業や組織などと共に事業や取引などを行っていく上では、稀に双方が所属する会社や団体などにおける正式なサインや判をもらってから進めていかなければならないような事案やケースなどもあり、そのような際には上記のフレーズを用いて取引相手や得意先などからの許可や判子などをもらう流れになっていきます。
「押印をお願い」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「押印をお願い」とは、「社内で使用している正式な印鑑を頂戴できますでしょうか」あるいは「必要な書面などに社判を押していただくことは可能でしょうか」などという意味合いで使われている文言です。
「印判などを押す」さまを示す「押印」という語は、サインを欠いたり判子を押す様子などを表していますが、場合によっては印鑑などではなく、代わりに人の指紋を押したり、稀ではありますが血判(けっぱん)と呼ばれる自身の血を用いた判を使うケースなども存在しています。
「押印をお願い」を使った例文
・『弊社と取引を開始する際には、まずは契約書類一式に押印をお願いいたしますので、お手数をおかけしますがご対応願います』
・『入社したばかりの新入社員はこれから1か月およぶ研修に入ってまいりますが、その前に作業服貸与希望の用紙に押印をお願いします』
「押印をお願い」の類語や言い替え
・『ご捺印いただけますようお願い申し上げます』
・『正式な社判を頂戴したいと存じます』
・『サインをいただく必要がございます』
まとめ
「押印をお願い」とは、ビジネストークや敬語での会話シーンなどにおいて「判子を押していただけますでしょうか」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを深く理解した上で、その時の場面や状況などに応じて適切に使いこなしましょう。
