「皮切りに」という言葉はニュースでも使われることがあるほどよく知られている言葉です。
ビジネス用語の「皮切りに」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「皮切りに」とは?
「皮切りに」とは、「それをはじめとして」という意味で使われているビジネス表現です。
後に続く物事のはじまりになる最初の部分を表します。
その後ある程度の回数や期間続く物事に対して使う表現であり、重要な意味を持つ最初の行為や出来事を指して「皮切りに」と表現します。
それをはじまりにして次々に出来事が続いていく、というようなニュアンスで使われる言葉なので短いものや回数が少ないものには使いません。
2回しかやらないイベント1回目を「皮切りに」と表現するのは違和感がある使い方です。
一連の物事の最初に対して使う表現ですがただ一番であるだけでなくそれが重要な場合に用いるのが正しい使い方です。
満を持して物事を始める場合に使うことが多く、事実としてただ始まっただけの物事に使うのはふさわしくありません。
「皮切りに」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「皮切りに」は具体的な物事を説明する時に使う表現です。
キャンペーンの始まりやプロジェクトのスタート、ツアー開始など何が始まりその後続いていくのかはっきりしている場合に使われる言葉なので、きちんと伝わるよう具体的な内容を添えて使いましょう。
「皮切りに」を使った例文
・『東京を皮切りに全国の主要都市をめぐるライブツアーが始まった』
・『アニメの放送を皮切りにメディアミックス展開を進めていく』
・『希望退職募集を皮切りに人員の再編を進めていく』
「皮切りに」の類語や言いかえ
「手始めに」は始めようとする前向きな気持ちが強い言い方です。
「契機に」「きっかけに」は偶然の始まりに対しても使えます。
「はじめに」「スタートに」はほぼ同じ意味で使えます。
まとめ
「皮切りに」比較的よく使われている表現です。
難しい言葉ではないので覚えておきましょう。
