「多くの方々」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「多くの方々」とは? ビジネス用語

ここでは「多くの方々」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「多くの方々」とは?

「多くの方々」は、このように使った側が少ないとは思っていない人数といった解釈で用いられている表現です。

アバウトな解釈になりますが、実際にもそのような意味で使われており、例えば、「多くの方々から賛同の意見をいただいております」などと使った時には、自分としては少なくない賛同の意見をもらっている思っていると表現していることになります。

このように、「多くの」と使っている具体的な数については言及されていないため、使う方が多いと思えば使えるといった性質になっていると考えていいでしょう。

ですが、他の人から見て明らかにそうではないと分かる場合に子の表現を使ってしまうと、そうではないだろう、大袈裟だなどと思われてしまうことになってしまうので注意が必要です。

よって、そのさじ加減が難しいところがあります。


「多くの方々」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「多くの方々」は、具体的な数は分からないものの、きっと多いだろうと考えて使うところができるという点がポイントとなっています。

よって、言ってしまえば思い込みだけでも使うことができるということになり、「多くの方々がそう思っているものと考えます」といったような用い方をしても構いません。

本当にそうだという場合にも使うことができるので、何かノイベントなどで予想を遥かに超えた入場者があったといった際には、「本当に多くの方々にご来場いただき、感謝しております」のような使い方をすることができます。

そのような本当のことなのか、発言者がそう思っているだけなのかが文脈から判断がつかないことも多いので、やはり使った人次第となってしまう面が否めない表現です。


「多くの方々」を使った例文

・『多くの方々からご意見を頂戴し、とてもありがたく思っています』
・『少しでも多くの方々に届けることができれば幸いです』

「多くの方々」の類語や言い替え

・『様々な方々』
「多くの方々」とは少しニュアンスが異なり、色々な人たちといった意味になります。

人数的なものよりも、広い人たちにといった解釈になり、人数よりもその人たちの年齢や職業などの種類が豊富だと使いたい場合に向いています。

まとめ

「多くの方々」は、使った方がそう考えていれば用いることができる、決して少なくない人数を指して用いられています。

本当にそうだと分かっている場合にも使えますが、そのどちらかなのが使われた側には区別がつかないことがあるので、そこが厄介だということも少なくない表現です。

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