ビジネスでも自分たちにとって良い情報、悪い情報は当然存在しています。
今回の「吉報が舞い込む」という表現もそれに絡むものであり、これより解説いたします。
「吉報が舞い込む」とは?
「吉報」とは「きっぽう」と読み、意味は「良い知らせ」です。
似たような言葉に「朗報」「ろうほう」がありますが、こちらは「良い結果」というだけでなく「良い方向に向かう可能性が高いこと」という段階の知らせにも用いられます。
一方「舞い込む」とは、「予期していない状況や時に何かが入り込む」または「予期しない物事が入り込む」という意味があります。
このフレーズでは、舞い込むのは吉報と既に決まっていますから、「予期しない時に入り込む」という意味で使用されていることがわかるはずです。
よって、フレーズ全体として、「良い知らせが突然入ってくる」という意味になります。
「吉報が舞い込む」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネス上このフレーズが使用されるのは、上述の通り、思いもしない良い知らせがいきなり入ってくる状況を説明する場合です。
例えば、契約を取ろうとしてずっと交渉していたものの、一度拒まれた会社から、突然契約をしたいと連絡が入ったとしましょう。
この場合「先方から契約希望の吉報が舞い込む」のような形で表現されます。
また、採用試験で落ちたと思っていたところ、思いもかけず採用通知が来た時には、「まさかの採用通知という吉報が舞い込む」といった表現が考えられます。
概ね、吉報の内容についても事前に説明されるケースが目立ちます。
「吉報が舞い込む」を使った例文
上記の他に考えられる使用例を挙げてみましょう。
・『予期せぬ吉報が舞い込む』
・『信じられない吉報が舞い込む』
・『吉報が舞い込むことは期待しない』
「吉報が舞い込む」の言い替え
「予期しない良い知らせが入る」という意味合いのフレーズで代用します。
・「朗報が飛び込む」
既出の「朗報」を用い、突然入ってくるという意味で「飛び込む」により「舞い込む」を代用しています。
・「良い便りが転がり込む」
「転がり込む」とは、「期待していないものが突然手に入る」という意味です。
・「福音が突然もたらされる」
「福音」「ふくいん」には、「神の救い」という意味の他、「良い知らせ」という意味もあります。
また、「もたらされる」は「持って来られる」という意味です。
まとめ
「吉報が舞い込む」とは、予期しない良い知らせが突然入ってくることを表現するフレーズです。