「備忘録として残しておきます」は日常的にはあまり使わない表現です。
ビジネス用語の「備忘録として残しておきます」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「備忘録として残しておきます」とは?
「備忘録として残しておきます」とは、「後で忘れてしまった時に備えて書き残しておく」という意味で使われているビジネス表現です。
後で参照する必要がある事柄を忘れてしまわないように書き留めておく書きつけのことを「備忘録」といいます。
文字通り忘れた時のために備えて用意しておく記録を指す言葉ですが、きちんとした形ではなく単なるメモやノートの書き込みなども含みます。
「備忘録として残しておきます」は書かれている内容が備忘録のために書いたものであることを示す表現です。
物事の手順や現場の状況など後からでは調べるのが難しく思い出すのも困難な情報を何かに書いた時、忘れた時に見直して参考にする目的で書いたことを明らかにしておく意味で使う表現です。
「備忘録として残しておきます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「備忘録」は基本的に忘れないように書き留めておく個人的なものなので「備忘録として残しておきます」という表現には「書かれているのは個人的な記録なので内容に関しては保証できない」という正確性や真実性に保証がないことを警告するニュアンスが含まれています。
情報として役立てるのは構いませんが、その通りにやってもうまくいかなかったからと言って抗議するのは筋違いです。
「備忘録として残しておきます」を使った例文
・『大した内容ではありませんが備忘録として残しておきます』
・『備忘録として残しておきますのでお困りでしたらご参照ください』
・『備忘録として残しておきますが、個人的な感想なので内容は保証できません』
「備忘録として残しておきます」の類語や言いかえ
「一例として残しておきます」「参考として残しておきます」などは似たような意味合いで使えます。
「メモしておきます」「記録しておきます」などシンプルな言い方でも同じようなニュアンスで使えます。
まとめ
「備忘録として残しておきます」という表現には責任に関して微妙なニュアンスが含まれています。
あくまでも参考程度である点を理解した上で使いましょう。
