「拙い進行でしたが」の意味や使い方をご存じでしょうか。
この記事では、「拙い進行でしたが」について分かりやすく説明していきます。
「拙い進行でしたが」とは?
「つたないしんこうでしたが」と読む「拙い進行でしたが」は、自分が物事を進める役割を担った際に、自分の進め方について謙遜して言う際に使用します。
「拙い」は「技術が優れていない」「劣っている」「下手」といった意味を持つ言葉で、自分を下げて相手を高める謙遜のフレーズとして用いられています。
「拙い進行でしたが」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「拙い進行でしたが」は、イベントや懇親会などの司会役や会議のファシリテーターなど「何らかの催しの進行役」になった際に使用する言葉です。
催しの種類に関わらず、一般的には進行役として最後の挨拶をおこなう際に、参加者に対して感謝の気持ちを伝えるために使用します。
なお、このフレーズは「自分がおこなった進行や司会」について述べる言葉で、他者がおこなった進行に対して使用すると大変失礼になるため注意が必要です。
「拙い進行でしたが」を使った例文
・『拙い進行でしたが、お付き合いいただき感謝申し上げます』
・『拙い進行でしたが、皆様のおかげで盛況のうちに閉幕となりました』
・『拙い進行でしたが、ご参加いただいた方々、誠にありがとうございました』
「拙い進行でしたが」の類語や言い替え
「拙い進行でしたが」の言い換え表現としては、「至らない進行でしたが」や「ふつつかな進行でしたが」「未熟な進行でしたが」などが挙げられます。
「至らない」は「完全ではない」といった意を表し、後者は「配慮が十分ではない」ことを表し、「未熟」は「経験などが十分でないこと」を示します。
また、「進行に至らない点もあったかと存じますが」や「進行にふつつかな点もありましたが」のように表現する方法もあります。
まとめ
「拙い進行でしたが」はイベントや会議などの進行役を担った際に、自分がおこなった進行を謙遜して言う言葉です。
比較的限定された場面で用いるフレーズですが、何かの進行役を担当することになった際はぜひ参考にしてください。