「考えが至らず」とは?
ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈していきます。
「考えが至らず」とは?
「考えが至らず」とは、ビジネスシーンや敬語での会話などにおいて「考えが不足している」さまや「まったく思いもよらない」様子などを示す文言として使われている言い回しです。
本来は別々の企業や組織などと共に歩調を合わせて進めていかなければならないような取引や事業などを進めていく渦中で、業務や作業などにおける意見がまとまらなかったり、方向性がひとつに定まらなかった旨に言及することができる表現です。
「考えが至らず」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「考えが至らず」とは、「どんなに考えても結論が出てこない」さまや「前の時点ではまったく思いにもよらなかった」様子などを示す言い回しとして使われています。
長い時間をかけてじっくり検討したもののよい考えを導き出すことができなかった旨に触れることができる文言で、同時にその後の展開や流れなどについても明記しておく必要があります。
また、「考えが及ばないことで」ないし「思いがまとまらないために」などという語句と置き換えることができる表現でもあります。
「考えが至らず」を使った例文
・『弊社側の考えが至らずに、大変ご迷惑をおかけしてしまいまして深くお詫び申し上げます』
・『考えが至らず、御社の思いにまったく寄り添うことができなかったことにつきましてはお詫びの言葉もない次第でございます』
「考えが至らず」の類語や言い替え
・『考えが及ばなかったことで』
・『指針がまとまらなかったことにより』
・『結論をまとめることができなかったので』
まとめ
「考えが至らず」とは、ビジネストークや敬語での文章などにおいて「思慮が不足していたことにより」などという意味合いで使われている表現です。
このフレーズを使用する際にはもっている意味やニュアンスなどを十分理解した上で、その時の場面や状況などに応じて臨機応変に使いこなしましょう。