「話を通す」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「話を通す」とは?
このフレーズは、当方の代理人になって先方の相手との間に入り、交渉したり、当方の希望を先方に伝えて希望が通るように話をつけることです。
このフレーズの「話」は「話し合い」や「交渉」といったコミュニケーションのプロセスを表わすことから使われているようです。
また、「通す」には何かを成立させるというニュアンスを含んでいることから「話を通す」という言葉が用いられていると考えられています。
「話を通す」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズは、ビジネスの場でよく使われる言い回しです。
たとえば、先輩が「営業部門に話を通してきます」といった場合は、先輩が代わりに営業部門と交渉してくれることを意味します。
なお、このフレーズは敬語ではないので、目上の人に「話を通す」場合は、「ご提案」や「ご相談」といった丁寧な表現を使った「ご提案させていただきます」「ご相談させていただきます」などを使用しましょう。
「話を通す」を使った例文
・『課長が先方に話を通してきてくれました』
・『外販顧客に提案する前に、まずは営業部に話を通すべきです』
・『予算案の承認をスムーズに得るために、経理部に話を通しておきます』
「話を通す」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
例として、「打診する」「相談する」「提案する」「交渉する」「伝える」などがあります。
「打診する」には事前に相手の意向を探るニュアンスがあります。
また、「相談する」「提案する」「交渉する」は相手と協議する意味合いがあります。
「伝える」は単に相手に知らせるだけの行為になります。
まとめ
このフレーズは、ビジネスにおける商談の下準備や段取りなどに当たる行動や行為で、事前に相手の本音や希望を聞いて検討しておき、本番の交渉ではある程度方針が決まった状況で話を進めるという、効率的でもある進め方です。