この記事ではビジネスシーンで使われる「辞職を考えております」という言葉に付いて解説します。
「辞職を考えております」とは?
「辞職を考えております」とは会社を辞めるかどうかを検討しているという意味です。
もう辞めると自分の中で意思決定した訳ではなく、あくまでも辞めたいという考えはあるけれど本当に辞めるかは決めきれていないという表現になります。
「辞職を考えております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
仕事を辞めようか考えていて、それを相談する時に使われます。
引き止められるにしろそうでないにしろ上司や同僚の話を聞きたいという場合に、要件を伝えるための言葉として使いましょう。
ただし自分は辞めるか辞めないか迷っているという相談のつもりでも、それを口に出す時点で辞める意思が定まっているのだと判断されることもあります。
進退をどうするかの相談が目的なのであれば、決心はついていなくて相談だということも伝えるべきです。
「辞職を考えております」を使った例文
・『体力が追いつかず辞職を考えております』
・『本年度限りで辞職を考えております』
「辞職を考えております」の類語や言い換え
辞職は役職を辞めることという意味でも使われるので、仕事を辞めることという意味だけの退職を使い「退職を考えております」とするのが一般的です。
また「辞職を検討しています」というのも同じ意味の言い換えとして使えます。
仕事を辞める決心がついている場合は、「辞職させていただきたいと思います」のように、曖昧な表現にせず辞めることをはっきりと言い切ることが大事です。
まとめ
一つの会社に生涯勤めるのが一般的だった昔と違い、現在は転職経験がある人の方が多い時代なので、仕事を辞めるか悩む人も珍しくありません。
辞める決心はついていなくて誰かに相談したい時には、「辞職を考えております」と相談を持ちかけてみるのも一つの手ですが、その場合まだ決心はついていないこともしっかり伝えておかないと、決心していないのに仕事を辞めることになりかねないので注意しましょう。
