この記事では「ご興味がおありであれば」について解説をします。
「ご興味がおありであれば」とは?意味
特別な関心があるならば、という意味です。
「ご興味」は「興味」を敬意を表す言い方にしています。
他人の行為や持ち物などを表す語に「ご」をつけると、その人に敬意を表す形になります。
「興味」は、ある対象に対する他とは違う関心という意味です。
特別にひきつけられる気持ち、面白いと感じる気持ち、もっと知りたいと思う気持ちなどをいいます。
「おあり」は、存在すること、あることを相手を敬う言い方にしています。
「ば」は仮定の意を表す語です。
「ご興味がおありであれば」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が何かに興味を持っていそうなときに用います。
化粧品店での店員と客とのやり取りで説明します。
客がある化粧品を手にとって熱心に見ています。
どうやらこの商品に興味があるようです。
この商品に関する事柄を詳しく書いたパンプレットや試供品があります。
もしも興味があるならば、店員はそれらを客に渡すつもりでいます。
そこで、客に声をかけてみることにしました。
その際にこのような言葉を使用します。
この例の場合だと「〜こちらをお試ください」などの言葉が続きます。
「おありであれば」の部分は、「おありでしたら」「ありましたら」とすることもできます。
「おありであれば」だと「ある」を2回続けて使うことになり、しつこく感じられます。
この言葉は、何かに興味を持っていそうな人に対して主に使用をします。
興味がなさそうな人に対して伝えても、期待しているような反応は返ってこないことでしょう。
「ご興味がおありであれば」を使った例文
・『ご興味がおありであれば、資料をお送りいたします』
「ご興味がおありであれば」の返答や返信例
この後にどのような言葉が続くのかによって返す言葉が変わります。
資料を送りますという場合であれば、必要なら資料を送ってもらうとよいでしょう。
試供品があるので使ってみてくださいという場合であれば、興味があるなら使ってみてください。
すすめられているからといって無理に使う必要はありません。
詳しく説明をしますという場合であれば、その物事をもっと知りたいなら話を聞くとよいでしょう。
興味がなかったり、時間がなかったりするならば、無理をして話を聞く必要はありません。
「遠慮しておきます」など伝えれば、それ以上しつこく尋ねてくることはないでしょう。
まとめ
この言葉は、聞き手が興味を持っているならば、話し手が何かをするつもりであるときに用います。
興味がありそうな人に声をかけることで、商品の購入など何かの行動につながる可能性があります。